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とんぶり探し
雨の日や日没前など人がいないので山に行きとんぶりを放し飼いにして一緒に走っています。怖いのは獣です。マムシには要注意なので沢には入りません。狸や、ハクビシン、野うさぎと出くわしたこともありますが、僕の見える範囲までしか追いかけません。 僕からほとんど離れず一緒に走ります。 今日も雨でした。山の頂上で疲れたので地面に座って休憩。とんぶりは僕の横で穴を掘り始めました。僕はそこで意地悪をしてしまいました。いつもなら「いくぞ」と声を掛けるんですがそっと先に行き脇道にそれてから「とんぶり行くぞ」と言いました。 20秒程待っても来ません。なんだまだ穴掘りに夢中かと思い、穴掘りしていた場所に戻るととんぶりがいません。登ってきた方を見てもいません。先を見てもいません。「とんぶりこい!!」大きな声で叫びました。いつもなら猛ダッシュで走ってくるとんぶりが来ません。 今までは僕の姿が見えなくなると追いかけて来ていたんですが…。僕が意地悪をしたせいか。僕が信頼されていないのか。 とんぶりがいなくなりました。あえて30分は「こい!!!」と言うだけでその場を動きませんでした。声が枯れるほど「こい!!とんぶり!!」叫びました。 はぐれた場所に戻ってくることが多いらしいというのを聞いたので。でも戻ってはきません。7時を周り木が生い茂っているせいか月明かりも無く辺りは真っ暗。雨も強くなってきました。 山道で崖になっているので足元に気をつけながら移動します。いろいろ考えました。もしこのまま居なくなったら、アサコさんに合わす顔がない。このまま崖から飛び降りて死のうかな。 今まで山で一緒に走ってとんぶりは先に行くことはありますが、僕が戻らない限り来た道を自ら戻ることはありません。先にいっているだろう。僕の希望的観測です。 そこから1キロぐらい先を探しました。いません。また戻ります。いません。声が枯れるほど叫びます。とんぶりか?と思い寄って行ったら黒い岩でした。 真っ暗でいつも通っていた勘を便りに道を進んで戻って叫んで。 3時間ぐらい半径2キロを行ったりきたり。 変な自信があったんです。とんぶりは山から降りることはないだろうと。探し始めて3時間。その自信も無くなりました。さらに雨も強くなり走りまくって足の感覚が無くなりました。 もう諦めて帰って保健所に連絡をしよう。たまたま僕の家に来て。僕の家に来なければショードッグになっていたであろう。山でどろんこにならなくて済んだであろう。一日20キロも走らなくて済んだであろう。ごめんよとんぶり。でもどこかで元気に生きていいてくれよ。 そう思い山を降りました。山の入口付近は少し広場のようになっています。細い道を下りその広場に入口に黒い猫?「とんぶりか?」真っ暗で真っ黒な犬なので確信は持てないのです。向こうも警戒しているようで寄ってきません。 もう一度声をかけます。「とんぶりか?こい!!」 走って駆け寄って来ました。3時間ぶりの再開。たった3時間。12時間以上会わない日もあります。たった3時間なのに涙が出てきました。とんぶりが珍しく激しく尻尾を振っています。いつもは少ししか降らないのに。 もうこれからは意地悪はしないよ。とんぶり。だからもうちょっと僕に尻尾を振ってくれ。 帰って冷静になっていろいろ考えたらちょっとむかついてきました。あんなに叫んで「とんぶり!!!」と呼んでいたら聞こえているはずだ。その日は餌を少し少なめにしてあげました。
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